Elementorは非常に便利なホームページ制作ツールです。しかしElementorを利用してウェブサイトを構築する際、SEO(検索エンジン最適化)に関して特に注意すべき点がいくつかあります。Elementorは人気のあるWordPressのページビルダープラグインですが、以下の点に注意を払うことで、SEOの効果を最大限に引き出すことができます。
パフォーマンスと速度
Elementorは便利ですが、時に重いページを作りがちです。ウェブサイトの読み込み速度はSEOに大きく影響するため、不必要なウィジェットやアニメーションを避け、画像のサイズを最適化することが重要です。キャッシュプラグインを使うことも有効ですが、elementorはそもそも対象ページのcssを分割して静的ファイルに保存しているため、複数のcssを合成して軽量化する機能と親和性が良くありません。注意してデザインを行なってください。
レスポンシブデザイン
Elementorを使用する際は、全てのデバイスでウェブサイトが適切に表示されるように、レスポンシブデザインの設定を確認しましょう。モバイルフレンドリーなウェブサイトは、Googleのランキング要因の一つです。2023年現在ではdeveloperバージョンを入れることでflexタグの利用が可能になります。レスポンシブには大変有利ですので、flexレイアウトを利用してデザインをしましょう。
適切な見出しの使用
見出しタグ(H1, H2, H3など)はSEOにおいて重要です。Elementorは簡単に装飾ができる分、本来のHTMLタグが持つ意味を忘れがちです。(ノーマルテキストを拡大装飾しH1タグに見立てるなど)Elementorでページを構築する際には、適切な見出し階層を保持することが重要です。特に、H1タグはページごとに一度だけ使用し、主要なキーワードを含めるようにしましょう。
メタデータの最適化
Elementor自体はメタタイトルやメタディスクリプションの設定には対応していません。SEOプラグイン(例えばYoast SEO)を利用して、これらの重要なSEO要素を管理しましょう。2023年11月時点ではyoastをインストールしている場合、HOMEに該当するページの編集ではエラーが出る場合があります。近々解消されるコンフリクトと思いますが注意をしてください。
内部リンクの最適化
サイト内リンクはユーザビリティとSEOの両方に影響します。Elementorを使用している場合、関連するコンテンツへのリンクを適切に配置し、ナビゲーションを直感的に保つことが大切です。
ALTテキストの使用
画像には必ずALTテキストを付けましょう。これはSEOの観点からも重要であり、特に視覚障害を持つユーザーにとって役立ちます。elementorはデフォルトでは空白のaltタグを生成します。必ず入力するようにしましょう。
クリーンなコード
Elementorは時に冗長なHTMLやインラインCSSを生成することがあります。これはウェブサイトのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があるため、できる限りクリーンなコードを保つことが望ましいです。
定期的なコンテンツの更新
SEOは一度設定すれば終わりではありません。定期的にコンテンツを更新し、新鮮で関連性の高い情報を提供することが重要です。
Elementorを使うことでウェブサイトのデザインは容易になりますが、SEO対策は依然として重要です。これらのベストプラクティスを遵守することで、検索エンジンによるウェブサイトの評価を高め、最終的にトラフィックを増加させることができます。
1999年創業、創業20数年のホームページ制作&Webシステム制作会社。滋賀県のみならず、北は秋田、南は鹿児島まで広い地域でお客様がいます。デザインからシステム、コンサルティングや補助金のご相談までお任せください。認定DXアドバイザー在籍。